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あおぞらでは園芸療法を行っています。
     このページを通して、園芸の効果や魅力について感じて頂けたら幸いです


園芸療法とは
植物を育て、五感を刺激することで、身体や精神機能の維持・回復を目的としています。リハビリテーションの1種目として、様々な場所で園芸療法が行われています。

園芸療法の効果
身体的な効果・・・歩く、立ち上がる、物を運ぶ、スコップで土を掘るなど、様々な動作を通して全身の筋力やバランス機能、体力の向上などが期待できます。普段は運動プログラムに消極的な利用者さんも、目的動作があれば意欲的に体を動かされています。

精神的な効果・・・気分転換や生きがいづくり、活動を媒体として他者とコミュニケーションが取りやすくなるなどの効果が期待できます。収穫や調理活動を通して、達成感や満足感を得ることができます。利用者さんに馴染みのある昔ながらの手法を取り入れたり、思い出話を引き出すように誘導することで、利用者さんの昔の記憶を刺激していきます。

活動について
 利用者さんの身体能力や認知能力には個人差があるため、席の配置や声かけ、役割分担の工夫など、利用者さんの能力に合わせて支援しています。
 園芸活動を通したリハビリテーション目標を設定しています。例えば、立位で活動を行える時間の延長や、他者と交流を持つことができる、集団の中で発言できる、集中できる時間が延びるなど、利用者さん一人一人に合わせた目標を立てています。
 スタッフは利用者さんの様子を観察し、活動後は利用者さんに感想を聞いて、長期的な変化や気づきを記録します。スタッフ同士で話し合いながら、目標達成度の評価や見直しを行っています。


園芸療法の様子

職員は利用者さんの目標達成に向けて、介助方法を工夫したり、役割分担を考えて関わっています。二人で一つの鉢を手入れしたり、スコップの貸し借りをしたり、集団で活動することによって利用者さん同士の会話が増えています。
園芸を続けていくうちに、利用者さんから「育てたなすびが気になる」「枝豆は大きくなった?」など、野菜のことを気に掛けていらっしゃる発言を聞くことが多くなりました。
利用者さんは活動中、「外に出ると気持ちがいいね」と、穏やかな表情をされています。昔畑仕事をされていた頃のお話や、植物の育て方のこつを教えてくださることも沢山あります。


 調理活動 

収穫した野菜を使って、利用者さんと試食会や簡単な調理を行っています。

調理活動の目的
 手間暇かけて育てた野菜を、収穫し、調理することで満足感や達成感を味わうことができます。
 調理機会の少ない利用者さんや、自宅で調理をしていても安全面に不安のある利用者さんに調理を行ってもらい、その人らしさを応援したり、調理の動作確認や安全な動作指導・提案を行っていきます。
 



 じゃがいもはプランターで育てたため、ちゃんと育っているか心配をしていましたが、沢山育ってくれました。利用者さんから「リンゴを入れた方が甘くなって美味しよ」「うちでは隠し味に少しお酢を入れていた」など、様々な意見を頂きました。利用者さんは「美味しい!もっと食べたい」と、出来上がりに満足された様子でした。

   



 収穫したなすびを使って、田楽を作りました。今年は小ぶりですが実は柔らかく、味噌の味つけも美味しく出来ました。田楽味噌と大葉の香りが食欲をそそります。

  



 旬のさつま芋を使った茶巾絞りです。さつま芋は線維があるのでしっかりと裏ごしをしています。紅葉を飾ると見た目も美しくなり、季節感が出ています。

  



 あおぞらで育った春菊を使って、雑炊を作りました。収穫できるまで育ててきた達成感がより感じられるように、調理は春菊の収穫から始めました。採れたての春菊を刻むと、香りが広がります。

  



園芸は土づくり、種まき、手入れ、収穫など、多くの関わり方があります。花や収穫した野菜は絵手紙の見本にしたり、調理したり、厨房で食材として使用して頂いています。
                  
手間暇かけて大切に育てた植物を楽しんでいただけるよう、収穫後もたくさんの関わり方を見つけていただきたいと思います。


  



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